マルク・シャガール
絵が好きなら、ほとんどの人が知っている20世紀の巨匠マルク・シャガール。
美術館でしかお見受けすることができない油彩画の大作はもとより、頑張れば個人でも入手できそうな美しい版画作品を2,000種も残している彼の作品は、今なお世界中で人気です。
当店もシャガールは得意とする作家ですが、展示会ができるほどの数を集めることは難しくなり、気が付けば今回は10年ぶりとなるようです。その華やかな作品を、狭い店中に所狭しと飾りましたら、なんと明るいこと、賑やかなこと
この空間を独り占めにできる役得があるからこそ、画商はやめられないと思える瞬間です。
普段ですと、新しい展示の準備中は「こんなに準備して売れなかったら…」と不安になる時間があるものなのですが、シャガール展に関しては一切心配にならないから不思議!
全部見たいだろうから、ハガキが着いたら展示していなくても飛んで来る人がいるだろうなぁ。
(当店は基本 販売する画廊ですから、初日から購入なさった方々はお持ち帰りになるので、全部ご覧になりたければ急いでいらしていただく必要があるのですよ。 by K場)
で、やっぱり━━ ハガキが届いたころから鳴る電話☎。まだ全部が準備できていないうちにいらっしゃる方。そして今回 I 様は、私の留守を知っていながら、足をお怪我して松葉杖をつきながらも山形から飛んで来られましたよ。展示会予定の5日も前に!恐れ入りまする🙇♀️
私がシャガールをとても好きになったのは、彼の残した晩年の詩を読んだからです。「私は絵の中に愛を隠した。私は絵の中に夢を隠した。━━ 私が死んでも、私の愛と夢は永遠に残る。」という感じの一文がずっと頭の中に残っていて、シャガールの絵を見るたびに浮かんでくるのです。そして、その感覚はとても心地よいのです。
ロシアのユダヤ人ゲットーの中で生まれ育ち、画家を志してパリに行き、ナチスから逃れてアメリカに渡り、そこで愛妻ベラを亡くし…
戦後フランスに戻って98歳で亡くなるまで愛と夢を描き続けた画家。彼の絵からは、いつも人への愛が感じられます。
余談になりますが、1993年の夏、私は娘を出産しました。その時娘を取り上げてくださった先生が「織姫様ですよー」と私に声をかけてくださいました。私はニンマリして、でも心の中でつぶやいたのです。「7月7日はマルク・シャガールの誕生日。この子は生まれ変わりかもしれない!」と━━━ 画才は全くありませんでしたが…😓
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