温泉にて
先週、娘と二人で温泉に行ってまいりました

ありがたいことに仙台には近場に良いお宿がいくつもありますので、勝手知ったる馴染みのお宿で二泊まったりとしてまいりました。
ただ... 何ですかね、今時はオールインクルーシブといって食事・飲み物・アクティビティなどの料金が宿泊代に含まれていて、追加料金を気にすることのないシステムが多いようですが、私のようにちょぼっとお風呂に入って、ちょぼっと美味しいものを食べ、まったり景色などを楽しみたいだけの人間にとっては、何となく合わないと思ってしまいました😞
なにせ今回は娘のおごりでしたので、お金を払う方にしてみれば「しっかり元を取りたい!」と思うのも分からないでもない。
「ママ、まずは外のお風呂に行こう!」
「お風呂の帰りにサロンで何か飲もう!」
「おっと、夕飯だ。ビュッフェスタイルだから早めに行こうね。」
「人気のステーキに並んでおくから、ママはビールと私のハイボールを準備して🍺
あと、お寿司と牛タンは食べなきゃ😋 天ぷらはどうする?鯛めしも良いね~💕
デザートのいちごパイは焼き上がりのお知らせがあってから並ぶね😃
マグロとヒラメのお刺身を持ってくるね!」
などなど 忙しい娘...。食事の後は、
「戻ってお部屋の露天風呂に入ろう♨」
「8時過ぎからサロンで生演奏があるらしいよ🎵」
次の日の朝食に至っては、全く戦力外の私。
どうして皆さん朝からこんなに元気にパタパタと動き回って、料理を山盛り取り分け食べられるのか不思議でしょうがありません。
私はといえば、いつもどこに行っても水・牛乳・トマトジュース、おかゆに温卵・塩昆布・ちょびっとの漬物、そして頑張ってヨーグルト・コーヒー。
テラスで目に沁みるような緑の景色を楽しみ、さえずりながら飛び交う小鳥たちに微笑み、普段は決して見ないであろう海外ドラマを一気見して、とっても良い休日ではありましたが、あの狂騒的なお食事風景には考えさせられるものがありました

最近お亡くなりになったウルグアイの元大統領ムヒカさんのリオ会議でのスピーチが思い出されました。
「西洋の富裕社会が持つのと同じ傲慢な消費を世界の80億人の人ができるほどの原料がこの地球にあるのでしょうか?」
支払うお金の元を取るために消費するのではなく、支払うお金に見合う満足を感じられる人間でありたいと、珍しく殊勝に考えた私でありました。
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