どんだけ〜👆
外国為替レートが、円にとって年々厳しくなってきています。
海外の作家の作品を日本のお客様にご紹介する仕事をしている私共にとっては、どんどん仕入れが窮屈になってきているのが実情・・・ でも、これまでさして値上げせずに頑張ってこられたのには訳があります。
海外よりも国内で安く見つけられるからです。1980年代~90年代に海を渡って日本に入ってきたと思われる質の高い作品が、不思議とドンブラコ🎶ドンブラコ🎶と杜の都まで流れ着いてくる。あら、嬉しや💕と何度ほくそ笑んだことでしょう。
日本では”何でも買い取り屋”さんが空前のブーム。個性的に和服を着こなして「どんだけ~☝️」とか「背負い投げ~」とか言っていらっしゃる芸能人の方が、「売ればいいんじゃない?」と語りかけてくる大手買い取り屋さんのコマーシャルをご覧になった方も多いはず。その他にもチラシやテレビコマーシャルの多いこと😲
私の画廊のご近所、広瀬通りから定禅寺通りまでの狭い通りだけでも4軒あります。コマーシャル代、地代、人件費・・・etc. の経費を考えたら、「高価買い取り」なんてできるわけがないような気がするのですが、成り立っているのだからそれだけ売却する方が多いのでしょうね。
和服は呉服業界へ、宝石は宝飾品業界へ、そして美術品は私たちの業界へ戻ってくる。30年以上この業界にいても、一般買い取りは難しいです。先日も当店で25号の油彩の買い取りをしましたが、絵を裸にしてライトと拡大鏡を当てて、数件電話をして、なんやかんやと30分くらいかかりました。持ち込みが難しい状況の時は、当然「もしも」を考えてお安く見積もるわけですが、当店は基本お持ち込みを前提にしています。
このお買い取りブームは、いつまで続くのでしょう。国内の掘り出し物に頼ってばかりはいられないので、いろいろな手段で仕入れの充実を図っておりますが、ちょっぴり不安な今日この頃です。
来年、すこぉーし絵の値段が上がっても許してくださいね🥺
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