美しきお履き物

 来た来た❗️どうしよう、来ちゃったよー😨(・・・どうしようと言うわりには、早速仕事をサボって見に行って、早々とおNEWを抱えてきてるじゃないですか・・・by K場)
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  あれは9年前だったかしら… 「日本の職人 匠の技展」という近所のMデパートさんの催し物案内に、袖を引かれるように迷い込んで出会ってしまったのが、明治45年創業 会津喜多方市で原木の伐採から加工までの伝統を現在に受け継いでいる黒澤桐材店さんの石目塗りの桐の下駄でした。
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 とろんとしたぶどう色のつやの美しいつぶつぶした表面。側面には螺鈿が嵌め込んであるとても凝った作りの、飾っておきたいぐらい美しいお履き物。(後年、とあるFデパートさんの着物の逸品会にお客様のお供で来場した折、私の脱いだ下駄のまわりに京都の着物屋さんが数人集まり、キョトンとしている私に「今日お集まりの方々の中で、お客様のお履き物が一番ですなぁ。こりゃ美しい。どちらの物ですか?」と、口々にお褒め頂いたのが忘れられないです。)

 一足目を購入して間もない頃、箱にしまおうとして抱き上げたら、つま先に噛んだような傷が2つ。「Pー💢」絶対愛犬Pが噛んだものと思い、泣く泣く喜多方に電話をすると直してくださるとのこと。さすがに1ヶ月もしないうちに傷つけたものを送りつけるのは申し訳なくて、電車を乗り継いで届けに伺った。
「あー、これはエスカレーターの傷ですね。」とキッパリ。「えっ⁉️犬ではなく…?」
「はい、こちらは間違いなくエスカレーターです。」と、Pは無罪だったことが判明。(もちろん謝りましたよー、お肉を添えて😓)

 その時伺ったお話がとても奥深くて感動して、その後コツコツ集めて12足になりました。そう、私はコレクター✨
「いつ履くんですか?」なんて無粋なことを聞くのはヤメテ!K場さん。プンプン😡(ふ〜ん… 置ききれなくて我が家に預けているのはどこのどなた? by K場)
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  その黒澤桐材店さんが、数年ぶりに141ビル(仙台三越・定禅寺通り館)の1階にいらしておられます。今回は浴衣向き、お洋服向きのカジュアルな物も多い様子。
「桐の下駄が人の足の下におさまるまでには45年の月日がかかるものですよ。だから大切にしてください。」とおっしゃられた4代目のお言葉が忘れられない。随分直していただいたけど…😅 
ちなみに現在仙台にいらっしゃっている5代目は、男性からも女性からも惚れられそうな良い男💕 お時間があれば是非会いに・・・  イエイエ、美しいお履き物を見に行ってください。
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