僕のお母さん(ちゃあ)

　 僕はちゃあ　3ヶ月ちょっとの男の子。なかなかの美猫だとみんな(スポットライトギャラリー内)は、キャアキャア言ってくれる。

僕と弟のむぅがこのおうちに来てもうすぐ1ヶ月になる。お母さんはみんな(スポットライトギャラリー内)が言うほどコワくないよ。僕たちにはすご〜く優しい

いっぱい遊んでくれるし、おもちゃもいっぱい買ってくれるんだぁ。僕たちのために、毎日ポチッとするから、アマゾンプライムの会員にもなっちゃたんだって。

 　お母さんは画廊ってところでお仕事しているから、一見器用でしっかりしてそうに見えるんだけど… すごくそそっかしくて不器用なんだ。

　これは言っちゃいけないことになっているんだけど(僕たちの生みのお母さんがいる実家のYさんに申し訳ないからって…)、一週間前にお母さんは僕の爪を切ろうとして、肉球を切っちゃったんだ。僕は「ミャア」と抗議しただけでちっとも痛くなんかなかったんだけど、お母さんは血に驚いて心配して、次の日朝早くに画廊の人に電話して、朝一番に動物病院に連れて行ってくれたんだ。

　すご〜くへこんじゃって、「ゴメンね、ゴメンね」って言うから、「僕は男の子だから全然ヘイキだよ。」って、爪研ぎだってして見せるんだけど、それでまた血が出ちゃって、お母さんがヘコむ… から、お顔を舐めてあげたんだ。

 　病院でエリザベスカラーって変なのを首につけられちゃって。むぅとプロレスごっこやトンネル遊びがうまくできないのがやっかいさ。

　そんな僕を見て、お母さんはもっと落ち込んで、あれこれ あれこれ あれこれ心配したり考えたりして、自分が熱を出しちゃったんだ

これには、僕らも画廊のみんなもドッキリさ。今、人間は熱が出るとコロナって病気を心配するんだって。でも、僕らのお母さんはえらいんだ。一晩で熱は下がったんだけど、PCRって検査を受けてただの風邪だってことを証明したんだ。

　お母さんは知らないんだけど、画廊のみんなは「ニャンズのせいで気疲れですよねー。」ってお茶の時間に言ってたみたい。不器用で一生懸命の僕たちのお母さんを、どうかあたたかい目で見守ってください。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ちゃあ

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