百日紅
9月は大好きな月です。夏の暑さを残しつつも、風は秋の冷気を含んでいて過ごしやすく、食欲も増し、よく眠れます。田舎育ちなので、夜の虫の音も好き
そしてこの時期いつも目につくのが百日紅(さるすべり)の花。7月から次々に咲き出して、10月頃まで花を見せてくれますが、なぜか毎年ふと気になるのが9月の百日紅。(そぞろ歩ける季節だからかなぁ
)





私の行動範囲の中では、地下鉄泉中央駅前に赤もピンクも白い花の木もあります。みずみずしく咲き始める7月の花。酷暑に負けず色鮮やかにたわわに咲く8月の花。少し色が褪せて見える9月の花。そして房の数がめっきり減って、静かに風に揺れながらも秋に彩りを添える10月の花。その名のごとく百日以上も行きかう人の目を楽しませております
若い頃は、今か今かと待ちわびて、日本中を淡いピンクに染め上げてパッと散る桜の花が何より好きでしたが、ここ10年くらいは初秋の百日紅に心が和んでおります。
そばで見ますと、花びらは縮れてクシャクシャッとして、花の中では決して美しい方ではないのですが… 幹も皮がむけているようで痛々しい感じもするし… う
ん、少し離れてみた方がきれいです


気がつけば、私も9月後半の百日紅と言ったところかしらん。近くでは見れたもんじゃないけれど(笑)、まだまだ咲いてやると今日も紅い帯締めをキュッと結んで一番町におりまする
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