もうすぐ10月
そう本来なら今頃は一年で一番忙しい季節のはず… 10月は毎年 開廊◯◯周年記念展を致しますので、作品の準備には力が入るし、絵が届くの届かないのでヤキモキし、看板やら新聞の広告やら記念品のラッピングやら、どさくさに紛れて着物も新調したりとか(全くもって関係ないと思う
by K場)、とにかくバタバタしているのが常なのであります。
・・・でも今年は・・・ 新型コロナのこともありますし、36周年という中途半端な数字でもありますので、いらしてくださった方々に丁寧に感謝の気持ちをお伝えするにとどめ、いつものお祭り気分は封印する事に致しました。
それでもやはり節目ー ですので、来し方行く末のことなどを例年のごとく しみじみと考えてみたりするわけです

私が東京から戻ってきた30年ちょっと前くらいには、一番町の買い物通り沿いだけでも13軒もの画廊がございました。貸し画廊も含めますと、仙台市のタウンページには50軒もの画廊・ギャラリーが名を連ねておりまして、それぞれ特色のある一店一店が今でも懐かしく思い出されます。
バブル崩壊後の椅子取りゲームにも似た不況時代の中で、“全く新しい波に乗れそうもない、というか乗れない”当店が、今もこうして太るでも細るでもなく故郷の小川のように さらさらとせせらいで来られましたのは、一重にご愛顧くださるお客様のおかげです。本当にありがとうございます

ここ20年くらい変わらずに思っておりますのは、絵を買っていただくだけでなく”絵画を見ながら会話を楽しむサロンでありたい” ”お茶を飲みながら時事を語らう社交場のような画廊でありたい”ということです。━ 現在のところ、私が一方的に講談師のように語りまくる場面が多いので、「帰る前に絵でも見せてもらうかなぁ(笑)」などと笑われたりして反省しきりでございますが





「立ち寄って少し気分が明るくなった
」と思っていただけたら幸いです。

10月1日より二度目の育児休暇を終えて、しっかり者のE子ちゃんが復帰してまいります。ムチと手綱を握り 私を御するに長けたK場さんも健在です。女性5人でかしましく笑顔で皆様をお迎えしてまいりたいと思います。 これからもず〜っと(少なくともK場さんのマンションの支払いが終わり、N田さんの結婚を見届け、E子ちゃんの息子たちの進学を見守り、O恵ちゃんの娘の成人式の着物の世話をする その日までは)働けと言われております…
素敵な絵を紹介してまいりたいと思いますので、今後ともどうぞ宜しくお願い申し上げます
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