ちょっぴり寂しい春

 桜が咲き、菜の花が咲き、街路樹の緑が日一日と色を増していく春。
暖かな光と まだ冷たさを残す風の中で、コートを薄くしたり、また厚くしたりを繰り返しながら、美しい自然をめでる季節 ― のはずなのに― 。コロナ、コロナ、コロナ… テレビも新聞もインターネットも… コロナ。

 国の緊急事態宣言が7都府県に出されて一週間がたち、ここ杜の都にも ほぼ間違いなくゴールデンウィーク前には出される模様です。一番町界隈のお店が 時短や臨時休業を やむなく やむなく、それこそ血を吐く思いで決断している中、こんな能天気な私でも 今後の画廊の運営がちょっぴり心配になることも…。

 もともと 一日にたくさんの人であふれるような場所ではありませんが、やはり来客は少なくなりました。生活必需品ではありませんので(うちのO恵ちゃんは「生活になくてはならないものです」と熱く語っておりますが(笑))、当たり前といえば当たり前なのですが、やっぱり寂しかったりします

 それでも「開けてますか?」「大丈夫?」とご心配くださるお電話やメールを頂戴し、「消毒等を徹底しながら、ずっと開けていくつもりですよー。そちらこそ、お体に気をつけてくださいねー。」などとお話ししておりますと、心がほわぁっと温かくなります。接触を避けても、心の交流は大事ですね。ありがとうございます

 ”芸術作品には人の心を癒し、生きる希望を与えてくれる力がある”と信じてお仕事をしてまいりました。とすれば、今私は それこそ多くの作品に囲まれて 癒され活力をもらえるはず 乗り越えなければいけない試練と一緒に 神様が下さった尊い時間と考えて、一枚一枚の作品と改めて向き合ってみようと考えています。

 皆様が今度画廊にいらっしゃる時は、今まで以上にパワーアップしてベラベラ喋る私を覚悟していてくださいね

(大丈夫です、頃合いを見て私が止めます❗ by K場)
</P
uemori.jpg
ホームページはこちら→Spotlight gallery

この記事へのトラックバック